「パルムドール作品がやってきた」カンヌ映画祭、日本作品に高評価2026年5月20日 16時12分カンヌ=小峰健二印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

フランスで開催中の第79回カンヌ国際映画祭で、長編コンペティション部門に参加している日本人監督による3作品が、現地時間の16日までに公式上映を終えた。現地で好評を得ている作品もあり、受賞の期待も高まっている。 コンペ全22作のトップをきって13日に上映されたのは、コンペ初参加となった深田晃司監督による「ナギダイアリー」だ。自然豊かな架空の田舎町ナギを舞台に描いた人間ドラマは、上映に立ち会った観客から大きな拍手が送られた。 続いて濱口竜介監督による日仏など合作の「急に具合が悪くなる」が15日に上映された。パリを舞台に、介護施設の施設長マリー=ルーと、がん闘病中の舞台演出家・真理が出会い、フランス語と日本語を交えた対話を通して深まっていく交流を描いている。 3時間16分の上映後には10分以上に及んだスタンディングオベーションがあり、現地の批評家らによる映画誌の星取表では上位。最高賞パルムドール本命の呼び声も高い。濱口監督は「たくさん笑いが起き、最後には非常に温かい拍手をいただけた」と満足そうに語った。 日本勢のコンペ大トリとして16日に上映があったのは、是枝裕和監督の「箱の中の羊」。近未来を舞台に、幼い息子を失った夫婦が、息子と同じ姿をしたヒューマノイド(人型ロボット)を迎え入れる物語だ。コンペ参加がこれで8作品目となった是枝監督は「最後まで集中して見てくれているのが伝わってきた」と手応えを語っていた。 授賞式は23日夜に開かれ、パルムドールなど主要賞が授与される。【動画】カンヌ国際映画祭で国内3作品が上映された。現地での反響を記者がリポートする=小峰健二撮影有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小峰健二専任記者(映画)、文化部次長専門・関心分野映画、文芸、建築、放送関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする