ストーリーカンヌ=小峰健二印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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南仏で12日(日本時間13日)に開幕した第79回カンヌ国際映画祭で、日本人監督による3作品がメインのコンペティション部門に選ばれている。25年ぶりの3作選出の快挙に「日本映画の黄金期がきた」との声もあるが、はたして受賞はあるのか。 4月9日にあったカンヌのラインアップ発表会見。世界3大映画祭と呼ばれる中でも、一つ頭が抜けている最高峰の映画祭の発表は、配給関係者やジャーナリストのみならず、世界中の映画ファンが注目する。 世界配信もされた会見で映画祭ディレクターによって読み上げられたのが、是枝裕和監督の「箱の中の羊」、濱口竜介監督の「急に具合が悪くなる」、深田晃司監督の「ナギダイアリー」の3作品だった。 今回、特にコンペ入りが有力視されていたのが、濱口だった。カンヌ、ベネチア、ベルリンの3大映画祭すべてでの受賞に加え、「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞でも受賞。日本では黒澤明監督以来となる快挙を、わずか2年のあいだに達成した。 そのため新作「急に具合が悪くなる」をめぐっては、完成前に米国の製作・配給会社NEONが北米での配給権を獲得。6作連続で最高賞パルムドール作品の北米配給権を得ていたNEONの「先物買い」から、期待の高さがうかがえた。 世界のハマグチ――。そう呼ばれもする旬の47歳が認知度を高めるきっかけになったのが、「寝ても覚めても」で初めてコンペ入りした2018年のカンヌ映画祭だった。ただ、世界的にはまだ知られていなかった濱口は、大の映画狂らしく、他の監督の作品を見るために上映の列に並んでいたとの目撃談もある。 そしてこの年、パルムドールを受賞したのは、世界的名声を得ていた是枝の「万引き家族」だった。かたや「誰も知らない」(04年、カンヌ男優賞)や「そして父になる」(13年、同審査員賞)などで着実にキャリアを重ねてきた日本を代表する名匠、かたやメディア対応に追われることもなく南仏の映画祭を存分に楽しんだ新鋭。当時の知名度には大きな開きがあったが、いまでは両監督は並び立つ存在だ。 近年、その動向が注目される…この記事は有料記事です。残り804文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小峰健二専任記者(映画)、文化部次長専門・関心分野映画、文芸、建築、放送関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
















