今井宏平さん=本人提供

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2016年のクーデター未遂事件の後、トルコは大統領に強い権限が集中する体制へ移行した。その変化はどう進み、社会に何をもたらしたのか。ジェトロ・アジア経済研究所地域研究センター中東・南アジアグループ長でトルコ政治に詳しい今井宏平さんに聞いた。【連載初回】「大統領がここにいます」 クーデターの夜を変えた小さなスマホ画面【関連】クーデター未遂後にトルコはどう変わったのか 六つのポイントで解説Q 16年のクーデター未遂は、現代トルコにとってどんな意味を持つ出来事でしたか。A 10年代のトルコ政治を見るうえで、最大級の転換点だったと思います。エルドアン氏は14年に直接選挙で大統領に選ばれた直後から権限強化を主張していましたが、当時は十分受け入れられていたとは言えません。多くの人は、大統領は首相とは違い、中立的な存在であるべきだと考えていました。トルコが直面していた複数の脅威 その空気を変えたのがクーデ…