インタビュー2026年7月18日 10時00分印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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トルコで2016年7月に起きた軍の一部によるクーデター未遂事件から15日で10年が過ぎたのにあわせ、エルドアン大統領が15日付で朝日新聞など複数のメディアに寄稿した。事件の日に反乱部隊を止めようと街頭に出た市民らをたたえ、事件を首謀したと見なす組織の影響力を排除するための改革を実施したと強調した。寄稿の一部を紹介する。【連載】エルドアン氏のトルコ クーデター未遂から10年【関連】クーデター未遂後にトルコはどう変わったのか 六つのポイントで解説【識者に聞く】クーデター未遂から10年のトルコ 強い指導者求めた国民の意識とは ◇ トルコ政治史における最も残虐なクーデター未遂の一つが、今からちょうど10年前の2016年7月15日に発生した。我が国の諸機関にひそかに浸透していたテロ組織によって実行されたこのクーデター未遂の目的は、トルコを長期にわたる混乱状態へと陥れ、国民の未来を支配下に置くことであった。独立と未来を守るために決起した我が国の尊い国民は、英雄的な抵抗を通じて、この国土において国民の意思が決して奪われることはないということを全世界に示した。7月15日の夜にトルコ国民が示した洞察力、勇気、そして高い見識は、世界の民主主義の歴史においても疑いなく比類のないものである。 フェトフッラー派テロ組織(FETÖ)(注:イスラム教指導者ギュレン師〈24年死亡〉を信奉する「ギュレン派」と呼ばれる団体)によって引き起こされたこの卑劣な蜂起は、通常のクーデター未遂の域を超え、我が国の独立そのものを脅かす全面的な占領の試みであった。クーデター勢力が最初に標的としたのは、国民の意思と国家の独立を象徴する機関である大統領府複合施設およびトルコ大国民議会であった。私は7月15日の夜に行った声明において、これまで国民の力を超えるいかなる力も認めたことはないことを強調した。この声明を発した時、私はトルコ国民が自らの意思を必ず守り抜くことを確信していた。実際、その夜、強い信念と自信を胸に街頭へと駆けつけた国民は、テロ組織による支配を断固として拒否した。祖国の独立、民主主義の成果、そして自由意思を守るために命を懸けて抵抗した国民は、クーデター勢力を撃退し、世代を超えて誇りをもって語り継がれる国民の意思の叙事詩を歴史に刻んだ。 国民の勇敢な姿勢から得た力を糧として、我々もまた、この卑劣な蜂起による悪影響を速やかに取り除くために行動を開始した。国家のあらゆる機関において、政治以外の手段を通じて民主的な制度運営を損ない得るあらゆる組織が脅威となることを防ぐための構造改革を迅速に実施した。続いて、他のテロ組織の壊滅を目的とする戦略の下、国内外で展開した作戦において重要な成果を収めた。さらに最終的には、我々の団結と連帯の新たな一頁(ページ)となる「テロのないトルコ(Terörsüz Türkiye)」プロセスを開始した。「トルコの世紀(Türkiye Yüzyılı)」ビジョンの重要な節目の一つであるこのプロセスは、包摂的かつ融和的なアプローチのもと、関係治安機関の尽力と政治機関の支援を得て、その目標に向かって着実に歩みを進めている。「テロのないトルコ」プロセスの成功は、我が国のみならず地域全体の平和にも寄与するものと確信している。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません















