現場から第1回「大統領がここにいます」 クーデターの夜を変えた小さなスマホ画面アンカラ=其山史晃印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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1台のスマートフォンの小さな画面が、トルコの夜を大きく動かした。 2016年7月15日夜、最大都市イスタンブールのボスポラス海峡にかかる橋が戦車で封鎖された。首都アンカラ上空では戦闘機が低空飛行し、爆音が響いた。 国営放送TRTはクーデター部隊に占拠され、武装した兵士に命じられたキャスターが声明を読み上げた。 「全土に戒厳令が布告された。次の発表まで外出禁止令が適用される」 この声明は、エルドアン大統領を中心とする政権が「世俗的で民主的な法秩序を廃止した」と批判し、クーデター部隊を中心とする組織「祖国平和評議会」が統治を担うと宣言していた。 エルドアン氏が、ニュース専門局CNNトルコの画面に姿を現したのは、その直後。記者のスマートフォンを通じた生中継だった。 「国民の皆さん、各地の広場へ、空港へ出てください。国民全員で集まりましょう。私は国民の力を超える力を知りません」【関連】クーデター未遂後にトルコはどう変わったのか 六つのポイントで解説【インタビュー】クーデター未遂から10年のトルコ 強い指導者求めた国民の意識とは連載「エルドアン氏のトルコ クーデター未遂から10年」2016年7月15日のクーデター未遂事件から10年。トルコはエルドアン大統領の下でどう変わったのでしょうか。あの夜を記憶する人々に取材し、民主主義と統治の現在地を追います。5回に分けて連載します エルドアン氏は呼びかけた…この記事は有料記事です。残り1281文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人其山史晃中東アフリカ総局長専門・関心分野中東、安全保障、地政学、テロリズム関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする