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記者コラム「多事奏論」 アメリカ総局長・中井大助 7月4日は、米国の250回目の独立記念日。ただ、党派対立と分断が進み、国がまとまって節目を祝う雰囲気ではない。 もっとも、分断は米国史につきもの。南北戦争が有名だが、歴史学者のH・W・ブランズ氏は「建国直後も、現在より対立が激しかったかもしれない」と話す。 独立を勝ち取った後、米国憲法は急ごしらえで作られた。大統領にはジョージ・ワシントンが就任することが最初から想定されたため、その役割や権限も十分に詰められていなかった、と言われる。ワシントンが2期8年の末に退任すると、後継者争いが瞬く間に激化した。 ジョン・アダムズとトーマス・ジェファーソンは性格や主張、見た目も対照的ながらも、盟友だった。一緒に独立宣言の起草に携わり、同じ時期に欧州で外交官として過ごして友情を深めた。ワシントンの下でアダムズは副大統領、ジェファーソンは国務長官を務めた。 しかし、連邦政府の役割をめ…この記事は有料記事です。残り1206文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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