第2回李在明大統領の韓国、1年の歩みが物語ること 識者に聞く政権の姿聞き手=論説委員・稲田清英印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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韓国で李在明(イジェミョン)大統領が就任してから6月4日で1年になります。60%台の支持率を保ち、日本との関係では「シャトル外交」で首脳間の信頼構築を進めてきました。1年の歩みを、静岡県立大の小針進教授(韓国社会論)に読み解いてもらいました。 韓国の李在明(イジェミョン)大統領が就任してから、6月4日で1年となります。その前日に投開票される統一地方選は、李政権への中間評価の意味も帯びています。選挙戦の状況を踏まえつつ、韓国政治の「現在地」を探ります。 ――李氏が過去に日本に対して強硬な発言をしていたことなどから、日韓関係の悪化を心配する見方がありました。 過去の強硬発言は、文在寅(ムンジェイン)政権(2017~22年)下では悪化した国民の対日感情を踏まえたもので、尹錫悦(ユンソンニョル)政権(22~25年)下では日韓関係を重視した尹氏との差別化が狙いだったのではないでしょうか。尹氏が24年12月に非常戒厳を宣言して国会に弾劾(だんがい)訴追され、つまり、尹氏が罷免(ひめん)され、大統領選の実施の可能性が見えた時から李氏は変わりました。以後、日本批判はありません。 ――25年8月、米韓首脳会談のためにワシントンへ向かう前に東京を訪れ、石破茂首相(当時)と首脳会談を行いましたね。 少なからず驚きました。ここまでやるとは、と。韓国の大統領が米国の大統領と会う前に日本の首相と会うことは極めて異例でした。 ――どんな狙いが感じられますか。 国際情勢は非常に複雑で、不…この記事は有料記事です。残り2327文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人稲田清英論説委員|国際社説担当専門・関心分野朝鮮半島、核問題、国際経済、少子高齢化、格差と分断関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする