視点・解説李政権へ一定の牽制か 韓国統一選、ソウルの有権者に野党の訴え響く2026年6月4日 14時00分ソウル=貝瀬秋彦印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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韓国で3日に投開票された統一地方選で、進歩(革新)系与党・共に民主党が16の広域自治体の首長選のうち12カ所を制した。ただ、最重点だった首都ソウルの市長選では最大野党の現職に敗れており、李在明(イジェミョン)政権への一定の牽制(けんせい)が働いたとの見方も出ている。韓国統一地方選、与党がソウルで敗北 全体では大勝も、政権に痛手か非常戒厳が生んだ保守の分断、浮沈かかる統一地方選 道は開けるか 4日で大統領就任から1年となった李氏は、理念にとらわれない「実用主義」を掲げ、空前の株価高などを背景に高い支持率を誇る。今回の選挙戦で共に民主党の候補らは政権の実績を強調して支持を訴え、多くの広域自治体の首長を制した。だが、ソウル市長選は惜敗した。 与党議員らが、李氏が抱える裁判の起訴の取り下げに道を開く法案を出したことをめぐり、野党側は「大統領の罪を覆い隠すシナリオだ」と反発。政権・与党の「傲慢(ごうまん)」だと選挙戦で訴えたことが、中道層が多い首都の有権者に響いた側面も否めないと識者は指摘する。 すでに国会の過半数を握る政権・与党側は、統一地方選で主要な自治体を握ることで政権基盤のさらなる安定化を目指したが、より慎重な政権運営が求められることにもなりそうだ。 一方の国民の力もソウルで勝ったとはいえ、全体を見れば敗北した事実はぬぐえず、保守陣営の再建という課題がのしかかる。 国民の力は2024年12月に非常戒厳を出して弾劾(だんがい)・罷免(ひめん)された尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領への対応をめぐる内部対立を解消できないまま、今回の選挙戦に臨んだ。各地での苦戦は保守勢力が結集できていないことの裏返しでもある。 今後、保守陣営内の路線対立をどうしていくのかが問われている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人貝瀬秋彦ソウル支局長専門・関心分野朝鮮半島、東南アジア、核問題、人権問題関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
















