ストーリー「東洋一の化学工場」でつくられた「人造石油」はなぜ失敗したのか中村有紀子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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中東情勢悪化の影響で、石油化学製品の値上がりが止まらない。北海道北斗市では、原料となるナフサの供給が不安定になり、市指定ゴミ袋の安定供給が困難になったとして、7日から市指定外の袋でもゴミを回収する対応を始めた。 市販されている透明・半透明の袋(生ゴミは10リットルまで、生ゴミ以外は30リットル~45リットル)に、ゴミの種類を大きく書いて出せば収集してもらえる。6月末まで実施するという。 北斗市によると、4月末ごろから「ゴミ袋が買えなくなった」という市民の声が多く寄せられるようになった。供給量は確保できているものの、店頭からすぐに売り切れてしまう状況が続いた。原油の供給に不安を覚えた人が、通常よりも多く購入した可能性があるという。 札幌市では、市指定ゴミ袋の原材料価格が高騰したことで、7月以降の製造経費が約1.8倍になる見通しだという。2026年度補正予算案に、製造費計1億9千万円を計上した。 販売価格は変わらない。また、数カ月分相当の在庫も確保しているとして、従来通り市指定ゴミ袋での回収を続ける方針だという。 札幌市のスーパー・キテネ食品館では、ゴミ袋の売り上げが増加している。中塚誠社長によると、5月に入ってからの売り上げは、前年同期比の2倍ほどという。「自己防衛的に買われているのではないか」と話す。 日本はいつの時代も石油に翻弄(ほんろう)されてきた。かつて、石油の調達に悩んでいた第2次世界大戦前後、国策として「人造石油」を製造していたことがある。その工場の一つが、北海道の滝川町(現滝川市)にあった。 人造石油は、石油の代替とな…この記事は有料記事です。残り973文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人中村有紀子北海道報道センター|高校野球・教育・科学・文化担当専門・関心分野生物、文化関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする











