視点・解説強まるナフサの供給不安、身近な商品にも影響 知っておきたい要点2026年4月20日 6時00分(2026年5月18日 1時24分更新)有料記事森下友貴印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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中東情勢の悪化を受け、石油化学製品の原料となる「ナフサ」の供給不安が強まっています。ポテトチップスの袋を白黒に変わるなど身近な商品にも影響が出始めた一方、政府は年明けまで供給できる見込みだと説明しています。何が起きているのか、知っておきたいポイントをまとめました。この記事でわかること①ナフサとは何?②なぜナフサが重要なのか?③イラン情勢の緊迫化とナフサの関係は?④政府の説明は?⑤企業活動などへの影響は?①ナフサとは何? ナフサは原油から作られる石油製品のひとつだ。その名称はペルシャ語の「naft」(石油)に語源があるとされる。ガソリンに似た透明な液体で、「粗製ガソリン」とも呼ばれる。 原油はドロドロしていてそのままでは使えない。製油所で加熱(1次処理)し、気体になる沸点の違いを利用してさまざまな石油製品に分離する。軽油や灯油、重油、ナフサなどが同時にそれぞれ一定の割合で生産される仕組みだ。②なぜナフサが重要なのか? ナフサは「石油化学のコメ」と呼ばれる。コメが人々の食生活の土台になっているのと同様、身の回りのありとあらゆる製品の「大もとの原材料」になっているためだ。 日本の化学メーカーはナフサを加工し、幅広い素材の材料となる「エチレン」や「プロピレン」といった基礎化学品を作っている。 さらにエチレンやプロピレンは、ポリエチレンなどの中間製品に加工され、中間製品はその後、プラスチック製品やゴム、電子部品や塗料などに形を変え、最終的には自動車部品や食品の包装や容器、建材や接着剤、衣類など生活に欠かせないさまざまな製品となる。 そのため、ナフサが入手できなかったり不足したりすると、こうしたすべての製品のサプライチェーン(供給網)に影響することになるのだ。③イラン情勢の緊迫化とナフサの関係は? ナフサは中東への依存度が高い。 経済産業省によると、日本国…この記事は有料記事です。残り1634文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






