深掘り新潟のコメ、ゴミ袋の原料に 経済原理欠いた減反「皆が等しく痛み」編集委員・大日向寛文印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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連載「減反は何をもたらしたのか」④ 黄色い袋の取っ手にプリントされた稲穂。説明文の余白には米粒のイラストも。嗅ぐとうっすらとせんべいのような焦げたにおいが漂う。一石二鳥のゴミ袋 日本列島を「令和の米騒動」と呼ばれる米不足が襲った2024年、日本最大の米どころの新潟市が4月に導入した指定ゴミ袋だ。市内で収穫されたコメを原料の10%程度に使っている。二酸化炭素(CO2)排出量削減と、米余りの解消という一石二鳥を狙ったものだった。 コメを混ぜた分だけ、石油由来のポリエチレンの使用量が減り、燃やしたときのCO2排出量を減らすことができる。通常の袋よりコストは1.6倍ほど高いが、年度内に、コメを混ぜる比率をいまの10%から25%に引き上げる予定だ。【前回③を読む】「コメの増産タブーに」減反で大会消滅、コシヒカリの地位「異例」に 市が導入を検討したのは、新型コロナ禍によるコメ需要の急減で在庫が山積みになっていたときだ。農林水産省は主食用米の生産を過去最大規模で抑制するよう呼びかけていた。 市循環社会推進課の近史明主査は、「市にとって非常に大事なコメ産業をいかに未来に残していくかを考え、主食以外の活用を考えた」と話す。 ゴミ袋用の工業用米の生産は…この記事は有料記事です。残り1726文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人大日向寛文編集委員|経済政策専門・関心分野財政をはじめとする経済政策全般関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする













