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欧米の首脳らが域内の安全保障について協議する北大西洋条約機構(NATO)首脳会議(サミット)が7~8日、トルコのアンカラで開かれる。防衛費負担などを巡って欧米の関係に亀裂が入るなか、NATOが担うべき役割と今後のシナリオとは。トルコのシンクタンク「EDAM」のシナン・ユルゲン所長に聞いた。NATO首脳会議、なぜ米国と欧州の駆け引きに注目? 日本の立場は軍事ドローン量産、防衛企業がルノーと提携 戦況左右する競争の裏側――加盟国間で分断があるNATOの現状や影響をどうみているか。 現在、米国と欧州諸国との間で緊張が高まっている。米国は欧州諸国に対して防衛費増額を期待してきた一方、欧州諸国は冷戦終結後の1990年代初頭から防衛費を大幅に削減してきた。 その結果、NATO全体の防衛支出において米国の負担割合が大きいという、非対称が生まれた。トランプ大統領は、NATOから脱退する可能性を示唆し、欧州の国に圧力をかけている。――今回のサミットの焦点は? オランダで開かれた2025年のサミットでは、NATOの全加盟国が防衛支出を各国の国内総生産(GDP)比で5%まで引き上げるという重要な決定がなされた。今年はその履行状況が検証される。今後のNATOの役割は、この米欧間の緊張を制御できるかどうかに大きく依拠するだろう。 理想的なシナリオは、欧州の防衛費増額によって米国が満足し、関係が維持されることだ。 より不安定なシナリオは、米国が欧州の安全保障への関与を縮小するというものだ。NATO結束に必要なことは その場合、欧州は新たな抑止…この記事は有料記事です。残り825文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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