伊沢健司印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

対ドルの円相場が、1986年以来の円安ドル高水準となる1ドル=162円台に達した。これほどの円安に至ったのはなぜか。「長期」と「短中期」の二つの時間軸から解きほぐしていくと、「安い日本」「安い円」の構造がみえてくる。【そもそも解説】円相場、39年半ぶり162円台に 円安なぜ加速?円安の発端は米国、タカ派へ「宗旨変え」 識者「円に構造的弱さ」 「39年前は日本経済が強い時代であり、世界的に円の実力は上り坂だった。現在は下り坂の長期トレンドだ」 こう指摘するのは、国際通貨研究所の橋本将司氏だ。円の価値とは 橋本氏は円の対外的な価値を測る指標として、「実質実効為替レート」を重視する。多くの貿易相手との貿易量や物価の差を考慮して指数化したもので、数字が大きいほどその通貨の対外的な価値は高いことを意味する。国際競争力や物価の水準が貿易相手より高い国の通貨ほど、数値は大きくなりやすい。 この指標(2020年=100)で前回162円台をつけた1986年12月の円を評価すると、141.77だった。一方、直近の2026年5月は65.93にとどまり、86年12月比では53%減。通貨としての価値は39年で半減したことになる。 39年で、円がこれだけ弱くなったのはなぜか。重なった長期と短中期の要因 橋本氏は「為替は、10年超…この記事は有料記事です。残り1213文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

この記事を書いた人伊沢健司経済部|金融担当専門・関心分野金融、原発・エネルギー政策、半導体関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする