2026年6月23日 17時30分日比野容子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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クラフトビールの醸造技術を高め合おうと、京都府と兵庫県北部の醸造事業者が府内初の業界組織を立ち上げた。近年、人気が高まりつつあるクラフトビールだが、ビール市場に占めるシェアは数%ほど。10月に控える酒税法改正を追い風に、京都生まれの京都らしさあふれるビールを生み出していく。 発足したのは「Kyoto Brewers Association」。「キョウト・ブルワーズ(ブリュワーズ)・アソシエーション」と読み、京都醸造職人協会といった意。 クラフトビールは、小規模な醸造所(ブルワリー)で醸造職人(ブルワー)がこだわりを持って造る、多様で個性的なビールのこと。クラフトとは「職人技」といった意味で、地域特産の原料を香りづけなどに用いることも多い。 上京税務署によると、京都府内では24事業者がビール・発泡酒の製造免許を持つ。今回発足した業界組織にはそのうち22事業者と、兵庫県北部の4事業者の計26事業者が加わった。 発足式は今月4日、サントリー京都ビール工場(京都府長岡京市)であった。ビール醸造に携わる者同士が互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、今は点と点にすぎない小規模醸造所を線で結び、京都のビール文化の裾野を広げることや、品質向上のため、それぞれが持つ醸造技術や知識を共有しあうことを主目的に掲げた。 「クラフトビールの世界では、商売敵といった意識はあまりないんです。情報交換しながら、とにかくおいしいビールを造りたい、という気持ちの方が大きい」と「スプリングバレーブルワリー」(京都市中京区)のヘッドブリュワー松本卓己さん(29)。 クラフトビールは、職人の感性と感覚頼みで生み出されている面が大きいという。そこで、醸造所それぞれが代表的なクラフトビールを持ち寄って成分を分析。データを見ながら飲み口を確かめあい、製法に関する情報を互いに公開しあう会なども開いていく。 初代会長に選出された「ウッドミルブルワリー・京都」(京都市上京区)代表の辻本大和さん(53)は、こんな夢を語った。 「京都には亀岡の大麦、与謝野のホップ、そして何より、おいしい水がある。一つひとつの醸造所は小さいが、みんなで力を合わせて、京都産100%のクラフトビールを造りたい」 10月には酒税法が改正され、ビール、発泡酒、「第三のビール」の税率が統一される。発泡酒と「第三のビール」の税率が引き上げられる一方、ビールの税率は引き下げられる。減税の恩恵を受けるクラフトビールの醸造所も多いとみられ、商機となりそうだ。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人日比野容子京都総局|経済(京都・滋賀)専門・関心分野オーバーツーリズム、鉄道・交通政策、歴史文化、医療・介護、クラシック音楽、スキー、料理、欧州など関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする








