大阪松竹座とともに歩んだクラフトビール 道頓堀ビール工場も閉鎖へ坂上武司印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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5月末で閉館となる大阪松竹座(大阪市中央区道頓堀1丁目)。この建物の地下2階にあるクラフトビール工場も、5月30日で閉鎖される。地元を中心に愛されてきた「道頓堀ビール」。工場を移転して製造を続ける予定だが、まだ詳しいことは決まっていないという。 ビールを造る会社「道頓堀麦酒醸造」は松竹座が改装オープンする前年の1996年に設立。30年にわたり、この地でクラフトビールを造ってきた。 「やっぱり寂しいですよね」と話すのは、ブルワー(ビール醸造者)の忽那智世(くつなともよ)さん(49)。99年に入社して以来、ずっと工場で働いてきた。 忽那さんは愛媛県出身。地元の農業高校を卒業し、東京農大に進学。みそやしょうゆの醸造を学んだが、就職活動でビールの製造に興味をもってこの会社に入った。 「大学で醸造学を学んだからと言って、ビール工場で生きた知識は5%ぐらいです。あとは教えてもらって学びました」 入社する前は2人のブルワーがいたが、約1年で2人は退職した。忽那さんは「最初の頃は、宮城にいたドイツ人のブルワーに教えてもらうこともありました。年々、知り合いも増えていって、今は全国に教えてくれる仲間がいます」。試行錯誤を続けながら、今に至る。 忽那さんは「ビール造りには『これ』という正解がない。状況に応じて作り方を変えられるのが魅力」だといい、奥深いクラフトビールが大好きだ。 道頓堀ビールはビール工場に併設する和食店などで提供していて、主な銘柄は三つある。「和食と相性の良い生ビール」がコンセプトで、副原料をいっさい使用しない。麦芽100%で製造することで、香り高く味わい深いビールに仕上がっているという。億円単位のドイツ製タンクなどは… 忽那さんによると、工場で使…この記事は有料記事です。残り501文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人坂上武司ネットワーク報道本部|大阪駐在・関西担当専門・関心分野フィギュアスケートやアイスホッケーなどの氷上競技。音楽や映画関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする