インタビュー聞き手・近藤咲子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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米と水が主役の日本酒造りは、地域の自然環境と密接に関わり合っています。山口県にある本社の蔵に加えて、米国ニューヨークでも醸造に取り組む獺祭(だっさい)の桜井一宏社長に、環境保全の取り組みを聞きました。 ――水資源の保全に取り組んでいるそうですね。 2023年に財団を設立して、水に関わる研究や保全活動に助成しています。洪水対策から水生生物の多様性に至るまで、多岐にわたります。 もう一つの取り組みが、排水処理設備です。酒米を洗ったり、もろみが入ったタンクを洗浄したり、酒造りには水をたくさん使います。使った水資源はきれいにして返さないといけない。ニューヨークの酒蔵にも現地の基準に適合した設備を導入し、いま山口で建設中の3号蔵でも排水処理設備に10億円ほどかけています。 ――コメ農家支援の一環で造っている酒もあります。 等級にもれた「等外米」を10年ほど前から買い付けています。等級がついた酒米に比べて使いにくいのですが、買ってもらえないとなると農家さんは大変ですから。 ただ、おいしい酒ができなければ事業が成り立ちません。等外米は精米機の限界ぎりぎりの8%まで磨いて使い、できたお酒を「獺祭 未来へ 農家と共に」と名付けて販売しています。 ――昨年は不作などでコメが高騰しました。 昨年は、酒米の買い取り金額…この記事は有料記事です。残り727文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






