ホルムズ開放でも原油価格高止まりの可能性 設備被害、航行リスクも福地慶太郎 ブリュッセル=西尾邦明 ニューヨーク=杉山歩印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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米国とイランが戦闘終結で合意し、ホルムズ海峡の通航は再開に向かう可能性がある。ただ、エネルギーの供給不安はすぐには解消しない。機雷の除去や物流の立て直しに加え、湾岸諸国の石油・ガス施設は広く損傷しており、完全復旧には時間がかかる。価格の高止まりも避けられそうにない。 国際エネルギー機関(IEA)によると、ホルムズ海峡の事実上の封鎖後、世界の原油生産は日量約1300万バレル減少し、全体の約1割が失われた。とくに湾岸諸国の4月の生産は2月比でほぼ半減。世界の石油供給の2割をまかなっていたホルムズ海峡経由の輸出は日量270万バレルとなり、平時から9割近くも落ち込んだ。 停戦合意で海峡の通航が再開しても、すぐに元通りになるわけではない。敷設されたすべての機雷の除去作業やタンカーの再配置、積み込み体制の再構築が必要だからだ。「輸出の安定には最低でも2~3カ月を要する可能性が高い」とIEA。米エネルギー情報局は9日のリポートで、7~9月期に徐々に通航が再開するとの見通しを示した。ガソリン、電気、ガス料金の上昇傾向は続くか エネルギー生産の回復にはさ…この記事は有料記事です。残り817文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人福地慶太郎経済部|経済産業省担当専門・関心分野原子力、福島第一原発事故、生命科学西尾邦明欧州総局|経済担当専門・関心分野金融・財政、原発・エネルギー、AI・テクノロジー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする