ストーリー朝比奈玉露を後世へ 三大産地、静岡・藤枝市で名人の技学ぶ承継塾印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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煎茶づくりが盛んな静岡県だが、藤枝市の朝比奈地区は京都の宇治、福岡の八女に並ぶ「玉露」の三大産地として知られる。しかし、茶農家や茶葉を摘む「摘み子」が減り、産地として危機的状況に陥っている。手摘みによる玉露づくりの技を後世に残そうと、藤枝市は後継者育成やファン拡大に力を入れている。〈玉露とは〉 新芽が出る時期に20日ほど茶園に覆いをかけて育てた茶葉でつくる。日光を遮ることで、うまみ成分(アミノ酸)が増し、渋み成分(カテキン)の生成が抑えられる。だしに似たコクのある強いうまみと、青のりのような「覆い香」が特徴の高級茶とされる。 5月初旬、ワラで編み上げたコモで覆われた茶園で、腰に「びく」と呼ばれるかごをつけた男女9人が手摘み作業の手順を熱心に聞いていた。 玉露の生産技術を学ぶ「承継塾」の受講者だ。玉露の「生産名人」の遠藤昇さん(72)の指導を受け、茶樹の栽培から荒茶生産まで一連の作業を体験する。この日は自然に近い形で育成する「自然仕立て」の茶樹の一番茶を手摘みし、生葉を荒茶に加工する工程を見学した。 静岡市の会社員、米澤貴子さ…この記事は有料記事です。残り1236文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする