視点・解説過酷なエリザベート王妃国際音楽コンクール 何がすごい?要点を解説印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
[PR]
世界3大音楽コンクールのひとつ「エリザベート王妃国際音楽コンクール」が、ベルギー・ブリュッセルで開かれています。最終選考結果が出るのは、31日朝(日本時間)の予定。今年はチェロ部門で、兵庫県出身の北村陽さん(22)が最終選考に残っています。このコンクールは、音楽家にとってどんな存在なのか。ポイントをまとめました。この記事でわかること①どんな賞?②何がすごい?③これまで日本から誰が入賞した?④北村陽さんはどんな人?⑤優勝者には何が贈られる?①どんな賞? 1951年、音楽を愛好し、音楽院を創設するなどした名パトロンのエリザベート王妃の名を冠し、ブリュッセルで創設された。ピアノ、バイオリン、チェロ、作曲、声楽の各部門のローテーションで毎年開催されている。 ショパン国際ピアノコンクール、チャイコフスキー国際コンクールとともに世界3大音楽コンクールの一つとされる。②何がすごい? 審査が1カ月に及ぶなど(今年は5月4日から6月10日まで)、その苛酷(かこく)さは群を抜いている。 本選に残った出場者には、「課題曲」として未発表の新作の楽譜が手渡される。出場者は全員、現地の音楽院に約1週間隔離された状態で、譜読みと練習に集中する。 コロナ禍以降、予選から本選までを誰もがオンラインで視聴できるようになった影響もあり、ショパン国際を筆頭に、多くのコンクールでこれまで以上に商業的な注目を意識した運営が際立つようになってきた。そんな中で、同コンクールはベルギーの文化芸術発展の礎となった王妃の名を冠するという誇りもあり、芸術的な価値を追究する審査に対する信頼度は高い。上位入賞者が数年後には姿を消してしまうことも多い世界にあって、このコンクールで頭角を現した演奏家はかなり高い確率で、その後も独自の長いキャリアを築き続けている。エリザベート王妃国際音楽コン 1位に貸与されるカザルスの愛器とは ■③これまでに、日本から誰…この記事は有料記事です。残り1082文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする














