ストーリーイチロー選手のものまね芸人 人生を変えた球場での「トラブル」佐藤陽印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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イチロー選手のものまねを14年続ける芸人・ニッチローさん(47)。変に誇張することなく、忠実にしぐさをまねる。10分ほどのネタだが、多くの人の「笑いのツボ」をとらえて離さない。その活躍の裏には、デビュー前に務めていたカフェの存在があった。 活動のメインは全国で開かれるイベントやトークショーだ。イチロー選手のストレッチから打撃や守備、走塁のものまねをする。インタビュー中も、しゃべり方や首の傾け方、口の形までそっくりで、記者もイチローさん本人かと錯覚したほどだ。 長野県飯田市で生まれ育った。親は新聞販売所を営み、姉が2人いる。小学生のころから、クラスのみんなを笑わせるのが好きだった。 地元の高校を卒業後、放送人材を育てる専門学校で学んだ。プロデューサーや役者を目指したがうまくいかず、興味のあった飲食業につく。2004年ごろから東京・代々木上原のカフェで働き始めた。 仕事に慣れてきた06年ごろ、閉店後にオーナーやスタッフと酒を飲んでいた。オーナーは当時40代。スタッフはそれなりにいたのに、毎日店に顔を出していた。「きつくないですか?」と尋ねると、意外な答えが返ってきた。 「毎日お客さんが来てくれて、いろいろしゃべって、毎日がパーティーみたい。こんなに楽しいことはないよ」 「仕事をそういうモチベーションでやっているんだ」と衝撃を受けた。「仕事をしなきゃ」ではなく、毎日すごく楽しんでいる。「そのマインドっていいな、深いな、と感じたんです」 そこから仕事に対する考え方が変わった。元々、人を笑わせるのが好き。もっとお客さんを楽しませよう、という気になった。 「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の第1回大会が開かれた06年ごろ、客からよく「イチロー選手に似ているね」と言われた。「それなら」と、店内でキャップをかぶってまねをするようになった。 しばらく経ったある日、同僚の女性から「最近楽しんでいないよね? キラキラしていないよ」と言われた。東京ドームの前で初披露「何だ、何だ」と人だかり 痛いところをつかれた気がし…この記事は有料記事です。残り1909文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人佐藤陽文化部be編集部専門・関心分野終末期医療、看取り、メンタルヘルス関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする