深掘り中国に空母を突きつけた米国 台湾防衛の議論に変化「米国第一」の影ワシントン=畑宗太郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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1975年就役の米海軍の最古参の空母ニミッツが20日、カリブ海に入った。トランプ政権が圧力をかけるキューバに、にらみを利かせる。 「安定を担保し民主主義を守るため、台湾海峡からアラビア湾(ペルシャ湾)まで世界中で戦闘能力の高さを証明してきた」。米南方軍のSNSがこう誇った通り、ニミッツはかつて、緊張する台湾海峡に乗り込んだ。一発の銃弾も放たれなくても、中国による軍事的威圧やグレーゾーン作戦はすでに始まっている。「戦わずして統一する」ことを狙う中国。こうした「ステージゼロ」の試みや、台湾をめぐる情勢を追った。 95~96年、「第3次台湾海峡危機」のまっただ中。台湾の李登輝総統(当時)に米国がビザを発給したことに反発した中国はミサイル発射や上陸演習で応じ、クリントン政権はニミッツに海峡を航行させた。その後も二つの空母打撃群の威力を突きつけ、危機を収束に向かわせた。 それから約30年。中国軍は「空母キラー」と呼ばれる対艦弾道ミサイルDF21Dを配備し、自らも空母3隻体制とするなど軍事力を急拡大させている。実質的に台湾の後ろ盾の役割を担ってきた米国ではいま、台湾有事への対応をめぐって従来にとらわれない議論が起きている。 今年3月、米国の有力シンク…この記事は有料記事です。残り1240文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人畑宗太郎アメリカ総局専門・関心分野アメリカ外交、米中関係・アジア太平洋情勢関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする