現場から印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする【動画】NPT会議、成果文書に合意できず 3回連続、形骸化の恐れ=花房吾早子撮影

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世界のほぼ全ての国が参加する核不拡散条約(NPT)。2022年以来の再検討会議は、「成果文書」で一致できないまま22日に閉幕した。4週間に及んだ議論は、各国が抱える対立が持ち込まれて紛糾し、厳しさをさらに増す国際情勢の現在地を示す形になった。成果文書を採択できなかったNPT再検討会議 読み解くポイント5つ最終会合を遅らせて一致点探る 「我々は最大限努力したが、合意ができる状態にないと理解している」 午後5時過ぎ、米ニューヨークの国連本部にある総会議場。約4週間続いた会議の最後の会合で、議長のビエット・ベトナム国連大使は「文書を採決にかけない」と述べた。 NPTは伝統的に、決定事項は全て全会一致が原則とされ、成果文書では、全加盟国が受け入れられる一致点を探る作業が続く。今回は各国が様々な対立を抱えるだけに、内容は大きく簡素化されていった。 22日未明に配られた4度目の改訂草案には、計51項目が残った。うち括弧付きで書かれた項目が一つだけあった。条約の不拡散義務の履行の重要性を「強調する」などとし、後段に「この文脈のもと、イランは核兵器を開発、取得してはならないと強調する」の一文があった。 イランは高濃縮ウランの製造を行い、国際社会から核武装の疑いの目を向けられてきた。最初の草案では「イランの保障措置義務の不履行に関する国際原子力機関(IAEA)の理事会の指摘に懸念を表明する」と盛り込まれていた。 イランは反発した。昨年来繰…この記事は有料記事です。残り1304文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする