核不拡散条約(NPT)の再検討会議が開かれた国連総会議場=2026年4月27日午前、米ニューヨークの国連本部、田中恭太撮影

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核不拡散条約(NPT)の履行状況を5年に1度確認する再検討会議は、最終日の22日午後(日本時間23日朝)、「成果文書」を採択できなかった。不採択は2015年、22年に続き3回連続。核軍縮や核不拡散の国際規範であるNPTが形骸化するとの懸念が高まりそうだ。成果文書の採択へ調整難航 NPT再検討会議、最終盤のポイント5つ「非核」に背を向ける北欧5カ国 NPT会議でも核保有国寄りの主張 NPTは1970年に発効。核軍縮、核不拡散、原子力の平和利用を3本柱とする。米ロ英仏中に対し、核兵器保有を認める一方、核兵器を減らすこと、拡散させないことを定めている。 成果文書は、条約をめぐる現状認識や今後の行動指針などが盛り込まれ、加盟国の共通認識として確認するもの。原則、全会一致で採択する。米ニューヨークの国連本部で4月27日から4週にわたって議論を続けてきた。広島、長崎の思いから遠いNPT再検討会議 核兵器をめぐる溝の深さ■草案はイラン情勢に言及…