随時更新2026年4月26日 9時30分(2026年5月22日 8時16分更新)有料記事印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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核不拡散条約(NPT)の再検討会議が4月27日から米ニューヨークの国連本部で始まりました。核をめぐる国際情勢が厳しさを増すなか、どのような議論が展開されるのか。会議の動きや、現地に赴いた広島・長崎の被爆者たちの動きを随時更新してお伝えします。(日付は現地時間)【そもそも解説】核不拡散条約(NPT)ってなに? 再検討会議とは■■■21日の動き■■■NPT会議の成果文書案、ほぼ半減に 各国の同意は見通せず 米ニューヨークで行われている核不拡散条約(NPT)再検討会議の閉幕が迫るなか、「成果文書」の3度目となる改訂草案が、21日朝(日本時間21日夜)までに、各国に配布された。内容を簡素化して妥協点を探っているが、会議最終日の22日までに条約の全加盟国が賛同するかはまだ見通せない。 成果文書は、核軍縮をめぐる現状認識や行動計画を、条約加盟国の共通認識として全会一致で確認するもの。過去2回の再検討会議では採択できておらず、今回は特に注目されている。 新たに配布された草案は全8ページで、2度目の草案の13ページから大きく内容が削られた。「核戦争に勝者はなく、決してその戦いはしてはならない」とし、核兵器を保有する国の核廃絶に向けた約束を再確認。核軍縮に関する教育に取り組むことを呼びかける内容などが盛り込まれている。 イラン情勢をめぐっては「平和目的に特化した核施設への攻撃への重大な懸念を示す」と、米国やイスラエルによるイランの核施設攻撃を念頭に置いた表現が、両国を名指ししない形で維持された。イランは両国の言及を求めていた。 一方で、2度目の草案にあった、米ロ間の核軍縮の枠組み「新戦略兵器削減条約」(新START)が今年2月に失効したことに遺憾を示す表現などは削除された。両国への配慮があるとみられる。 再検討会議長のビエット・ベトナム国連大使は今回の草案について「完璧な文書ではなく、全ての国の立場、全ての問題を反映してはいない。だが残念ながら一致より分断が多い中で、合意を探る試みだ」と強調した。 各国が抱える対立は激しく、議論は最終週に入っても難航している。19日には、原則公開だった議論を非公開に切り替えており、より柔軟な議論を促す狙いがあったとみられる。20日午前には会合自体が中断しており、ビエット氏は各国との個別交渉に入った模様だ。■■■18日の動き■■■「意見の一致、このペースでは無理」 最終週、「成果文書」へ議論難航 核不拡散条約(NPT)の再検討会議は18日午前(日本時間18日夜)、約4週間の会期の最終週が始まった。22日の閉会を控え、締約国が共通認識を確認する「成果文書」の表現をめぐって詰めの議論が続く見通しだが、難航しそうだ。 前週までの議論を踏まえ、2度目の改訂を施した草案が17日夜に配布された。 18日には、前文19項目、本文93項目からなる草案の表現について各国が意見を述べたが、議論できたのは、前文と本文第1~14のみだった。 議長を務めるベトナムのビエ…この記事は有料記事です。残り10722文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする