記者会見に応じた中満泉・国連事務次長(左)と、議長を務めたベトナムのビエット国連大使=2026年5月22日午後9時0分、米ニューヨークの国連本部、田中恭太撮影

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米ニューヨークで開かれていた核不拡散条約(NPT)の再検討会議が22日、成果文書を採択できずに閉幕したことについて、国連軍縮部門トップの中満泉・事務次長は記者会見で「落胆している」と語った。グテーレス事務総長も「失望を表明する」との声明を出した。 中満氏は「みな誠心誠意、努力をしたとは思うが、(NPT)体制を守っていきたいならば、この3度目の失敗を真剣に考える必要がある」と述べた。一方で成果文書はなくとも、条約の法的義務などはあり続けると強調。「すべての国、特に核兵器国が真に理解し、約束を堅持し、着実に履行していかなければならない」と訴えた。 議長を務めたベトナムのビエット国連大使も、失望を語りつつも、NPTをめぐる現状を今後どう改善できるかなどについて「非常に有意義な議論ができた」とし、「成果(文書)の採択はできなかったが、成果はあった」と振り返った。