2026年9月10日 11時30分伊藤雅哉印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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過去3度の日本タイトル挑戦で涙をのんだ女子プロボクサーに、4度目のチャンスが巡ってきた。 福岡市出身で、地元の北島ジム所属の古川のどか(23)が、15日に東京・後楽園ホールで王座をかけたリングに上がる。 「前回、負けたときは、もうここまでなのかなと思いましたが……。今回こそ、何がなんでも、福岡にベルトを持って帰りたいという気持ちです」 2年前の初挑戦はドロー。昨年は判定1―2で接戦を落とし、その相手との再戦となった今年1月は0―3の完敗に終わった。 「4度目の正直」を期して、大きな決断をした。これまでの3戦はバンタム級(約53.5キロ以下)だったが、今回はフェザー級(約57.1キロ以下)に階級を上げた。 古川はこれまで10キロ以上の減量を強いられてきた。試合1カ月前は「体重を落とすための練習しかできなかった」という。 一方で制限体重が3キロ以上増えれば、相手の体格も大きくなる。プラスとマイナスの両面をてんびんにかけて決断した。 試合2週間前、古川は所属ジムで約2時間、シャドーボクシングやミット打ちなどをこなした。 もともと、リングを広く使って動き回るのが持ち味だ。この日の練習では、大粒の汗を流しながら、息はほとんど切れなかった。ジムの北島桃太郎会長(49)と話し合いながら、相手をイメージした練習もできている。地方のハンデを乗り越えて ボクシング経験者の父の影響で、中1から本格的にボクシングを始めた。父と北島会長が非公式戦で対戦したという縁もある。 地方のハンデがあるとすれば、実戦練習の相手が少ないことだろう。特に女子選手は少なく、古川は男子と拳を交えている。 北島会長は現役時代、2度、日本タイトルに挑んで届かなかった。また、古川が働いているスポーツジムの上司にあたる佐藤絢香さん(42)も、タイトルまであと一歩に迫った選手だった。 「待っていてくれる人たちに喜んでもらいたい。東京を含めて全試合、応援に来てくれる人もいます。一人ひとりにベルトを触ってほしい。再起しようと決めた一番の理由です」 相手の若狭与志枝(38)=東京・花形ジム=は元日本フェザー級王者の実力者だ。2分6ラウンド制の試合はスピードの古川か、パワーの若狭かという構図になる。 「打たせずに打ち、明確にポイントを取りたい」と古川。最後まで足が止まらなければ、日本女子王者の白いベルトに近づくはずだ。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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