2026年8月31日 17時30分佐藤善一 浦島千佳印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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「雇用拡大に期待したい」「半導体振興の新しいページがめくられた」――。半導体大手のキオクシアホールディングス(HD)が岩手県北上市の北上工場に新棟を整備する方針を示した約1兆8千億円の巨大プロジェクトに、県内関係者から期待の声が相次いだ。キオクシア、好業績でも投資は抑制的 ぬぐえぬ好不況の「トラウマ」 最先端のフラッシュメモリー増産のため、北上工場に3棟目の製造棟を建設する。稼働は2029年度中の計画だ。米半導体大手サンディスクと共同で投資する。キオクシアの生産拠点は北上工場と四日市工場(三重県)にあり、政府からの支援を受けて32年までに総額5兆円の国内投資を見込んでいるという。 岩手県は21年、「いわて半導体関連産業振興ビジョン」をつくり、関連企業の誘致や人材育成に力を入れてきた。 達増拓也知事は8月28日の記者会見で「岩手県における半導体振興の新しいページがめくられた。工業用水の確保など、環境整備を進めていきたい。想定より着工や稼働のペースが速まってきているので、後れをとらないように取り組みたい」と意欲を示した。「北上川バレー」と位置づけて テクノロジー企業が集まるアメリカのシリコンバレーになぞらえ、県は一帯を「北上川バレー」と位置づける。達増知事は今回の動きについて「北上川流域全体の大きなイメージアップと信じている。岩手に残る人、岩手に帰ってくる人、そして岩手にやってくる人の流れを強化できると考えている。これから半導体関連産業を取り巻く企業もどんどん岩手に入ってくる。そういう工場で働く人たちの消費の力によって、県民経済全体が高まっていくと思う」と期待した。 地元の北上市企業立地課の担当者は「人口流出をなんとか防ぎたいとの思いで工場誘致を進めてきた」と振り返った。キオクシアなどに対し、「将来を見据えた追加投資に大変感謝している。これまでも地域に貢献いただいており、新製造棟建設がさらなる雇用拡大や街の活性化につながることを期待している」と喜んだ。 北上市の八重樫浩文市長も「心より歓迎と感謝を申し上げる。工場建設や今後のスムーズな操業に向け、周辺道路などの通勤インフラ整備や生活環境の充実、人材確保の支援など、全力を挙げてバックアップしていく」というコメントを出した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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