深掘り鳴らし続けた娘の電話、聞こえてきた隊員の声 「いま生きていたら」平川仁印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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その朝、娘2人の携帯電話を何度も鳴らした母親がいた。暗闇で鳴り続ける電話 人の「山」を見た消防隊員たち 9月1日午前6時ごろ。娘の友人から電話がかかってきた。 「火事のニュース見て。愛と彩(さい)があのビルに行っているはずだから」 テレビをつけると、東京・歌舞伎町のビル火災の映像が流れていた。2人はビル4階の飲食店に勤めていた。 長女の愛子さんは26歳。いじめにあっている友人を助けたり、泊まる場所のない新人従業員を実家に連れて来て面倒をみたり、周囲から頼りにされていた。 次女の彩子(さいこ)さんは22歳。「あっけらかんとして、明るい性格」で、音楽が好きだった。 母親は娘2人の携帯電話を鳴らし続け、呼び出し音の先に娘の声を待った。 「携帯が鳴っているから、大丈夫ではないか……」 ようやく、彩子さんの携帯がつながった。 聞こえてきたのは、娘の声ではなかった。 電話に出たのは、男性の声…この記事は有料記事です。残り818文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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