深掘り「痛いほど分かる」付属池田小事件で負傷の元児童、母になり気づいた松浦祥子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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大阪府に住む女性(33)は25年前、大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の2年生だった。 2001年6月8日午前10時過ぎ。刃物を持って教室に侵入してきた男に背中から刺された。 一瞬のできごとだった。 熱さだけを感じる脇腹を両手で押さえる。 「ここに居ちゃいけない」ととっさに思い、上の階へと移動した。間もなく、集中治療室に搬送された。付属池田小事件から25年経って届いた便り 母が知った亡き娘の一面 入院中、池田小の事件で8人が死亡したというニュースを見た。 「自分も亡くなったん?」。親にそう尋ねたことを覚えている。 幸いにも、大きなトラウマに苦しむことなく暮らすことができた。 だが、背中の傷が消えることはなかった。 旅行先などで着替える時、友人に傷について聞かれても、事件のことを話すことはなかった。 気を使われるのが嫌だった。 でも、共に人生を歩む相手には全てを知っていてほしかった。 結婚を決めた交際相手に、傷の理由について時間をかけ、少しずつ話した。 事件から18年が経った19年の6月8日。その彼を連れて、池田小を訪れることにした。 事件の現場を訪れるという女性の誘いに、彼は「一緒に行きたい」と言ってくれた。 普段と変わらない様子が印象的だった。 ◇大人になって読んだ裁判資料 結婚後に生まれた2人の男の子はいま、4歳と2歳になった。 保育園に送り届けた子どもを…この記事は有料記事です。残り533文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人松浦祥子大阪本社ネットワーク報道本部|豊中支局専門・関心分野教育、社会的養護、地域の話題関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする