ストーリー城野怜於奈印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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京都アニメーション放火殺人事件から18日で7年となる。「気持ちは死ぬまでひとつも変わりません。奈央美は帰ってこないから」。京アニを支えるアニメーターだった石田奈央美さん(当時49)を亡くした母親(85)は、喪失感を抱えて日々を過ごしている。 京都市内の自宅でテレビ番組を見ていて、何げなく感想を言おうとしたとき、ふと思う。「あ、そうや。誰もいないんや」 事件前、いつも奈央美さんと夫と3人で食卓を囲んでいた。娘が亡くなり、23年8月には夫も亡くなった。食卓に座るのは、1人だけになった。 7年前の7月18日。昼前だった。「京都アニメーションが火事やで」。テレビを見ていた夫が声をあげた。第1スタジオが燃えていた。 普段、奈央美さんは別のスタジオで仕事をしている。それでも心配になり、奈央美さんの携帯に電話した。呼び出し音は鳴っても、つながらない。後から知ったことだが、奈央美さんは会議のために第1スタジオを訪れていた。遺体は2階で見つかった。 毎朝欠かさず、奈央美さんと夫の仏壇にお茶とご飯、コーヒーを供えている。起きて顔を洗った後、真っ先にお湯を沸かしてコーヒーを入れる。「2人とも、必ず朝は飲んでましたからね」 奈央美さんは、アニメの登場人物や背景などの色を決める色彩設計の責任者だった。京アニの代表作「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」や「氷菓」など多くの作品を担当した。京アニの作品展へ 奈央美さんの作品を前に アニメを見たことがあまりな…この記事は有料記事です。残り585文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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