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8月30日付朝日歌壇の入選歌40首をお届けします。選者は佐佐木幸綱さん、高野公彦さん、永田和宏さん、川野里子さんです。☆は共選作です。【投稿はこちら】朝日歌壇への投稿、ネットからも佐佐木幸綱選☆台北の街角に見る繁体字(はんたいじ)のどれも懐かし鐵、縣、號、區(三浦市)秦 孝浩 お祭りの寄付を求めて衣装着た子らが微笑む古里の夏(八戸市)八木田恵子 ひとりには広すぎる家どの部屋もあなたの気配が濃くただよへる(岩国市)木村 桂子 それなりのセーフティーネットのある国で年に二万の自死は切ない(東大阪市)池中 健一 娘婿が七人乗りの車買い、孫が家族七人の席決める(稲沢市)山田 真人☆代金を小銭で払うと云う客を断れぬうちは零細食堂(宇部市)小河原靖子 早朝の庭をよぎるは痩せ狐荒れて汚れた毛並みのままに(札幌市)仁和 優子 万歳とちらし寿司で退院の夫を迎える夏の玄関(酒田市)富田 光子 庄内の米どころにて生れたるに名は「田美子」なりと笑くぼ見せる人(神奈川県)冨田 茂子 ポンと肩叩かれ入る踊りの輪見知らぬ顔の増えたふるさと(厚木市)北村 純一 【評】第一首、「繁体字」はいわゆる正字のこと。日本ではほとんど見ることがなくなってしまった。第二首、お祭りの衣装を着た子供たちが家々を訪問するのだ。第三首、夫君に先立たれた後の空虚な感じ。分かる気がする。高野公彦選 授業中「天網恢恢(てんもう…この記事は有料記事です。残り1539文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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