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6月28日付朝日歌壇の入選歌40首をお届けします。選者は佐佐木幸綱さん、高野公彦さん、永田和宏さん、川野里子さんです。☆は共選作です。【投稿はこちら】朝日歌壇への投稿、ネットからも佐佐木幸綱選 八本の箸が四つの納豆を混ぜる音だけしてるリビング(横浜市)富尾 大地 大瑠璃鳥(おほるり)が高尾の森に啼く夏の来たりて軽き登山靴買ふ(東京都)上田 国博 川床の泥を濁して黒雲のごとく渦巻く稚魚の一群(水戸市)檜山佳与子 古書店のはずが本棚狭くなり、フィギュアとトレカ幅を利かせる(相馬市)根岸 浩一 尖ってたこと知る吾子の強烈な頭突き「顎」「鼻」「頰骨」「心」(名古屋市)水口 美紀 教え子に髪切られつつ若き日の思い出語る丘の理髪店(吉野川市)喜島 成幸 欲しかったロードバイクをついに買う全国回る夢果たしたい(川崎市)中村真一郎 裏庭に十薬(どくだみ)白き花咲かせ三浦半島梅雨に入りたり(横浜市)白川 修 つくづくと足軽の槍の構えなり硝子に映るわがビリヤード(東京都)富見井高志 「認知症という別れあり」との走り書き祖母介護する母のノートに(佐伯市)河北 苗 【評】第一首、四人家族が朝食を食べているリビング。二つの数詞をクローズアップして独特。第二首、初夏がやってきた。初夏はオオルリの季節、そして登山の季節でもある。第三首、鮎(あゆ)の稚魚だろうか。第四句までの表現、工夫が読める。高野公彦選 ヘルパーさんと言えば全てに…この記事は有料記事です。残り1566文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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