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6月7日付朝日歌壇の入選歌40首をお届けします。選者は高野公彦さん、永田和宏さん、川野里子さん、佐佐木幸綱さんです。☆は共選作です。【投稿はこちら】朝日歌壇への投稿、ネットからも高野公彦選 禍福福禍福禍禍禍の生(せい)なれど次来る福は特大がいい(札幌市)西原 由佳 比治山(ひじやま)の橋のたもとで被爆した十三の父九十三で逝く(京都市)堀田 利典 アメリカは中国語では美国(メイグオ)なり本当にそうか習近平(シーチンピン)さん(船橋市)佐々木美彌子 連日の三十度超えの我が街も配達時間はめっきり冷え込む(甲州市)麻生 孝 日常にナフサ不足は影落とし菓子パッケージもモノクロになる(高崎市)野口 啓子 滑舌(かつぜつ)に若隆景を繰り返すつかへず言へるの三度がやつと(名古屋市)三好 ゆふ 篠原氏豊かな感性実を結び四選者が推す異なる四首(狭山市)猪股 英行 親燕巣に入る前にひと啼きす卵への「ただいま」かもしれず(下関市)内田 恒生 山里のつがいの雉は逃げぬらし車が避(よ)けると農夫が笑う(阿南市)大唐 静子 おれたちの戦場送りに賛成か友と眺める国会中継(調布市)吉野 楓 【評】1首目、慣用句「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の若(ごと)し」を踏まえ、わが人生に対する期待を述べる。2首目、十三歳のとき広島で被爆した父が九十三歳まで生きたことへの深い感慨。10首目、徴兵制度が生まれるのかと心配そうに見守る作者十八歳。永田和宏選 迫り来るクロード・ミュトス…この記事は有料記事です。残り1496文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






