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8月23日付朝日歌壇の入選歌40首をお届けします。選者は川野里子さん、佐佐木幸綱さん、高野公彦さん、永田和宏さんです。☆は共選作です。【投稿はこちら】朝日歌壇への投稿、ネットからも川野里子選 満月にはだか光らせ露天風呂までを歩めり壁画のごとく(横浜市)富尾 大地 「終わらんな」洗濯終えたはずなのにポツリと夫が言う戦争を(尾張旭市)疇地 久美 水を配る隊員の顔を配られる人が団扇であおぐ被災地(日立市)加藤 宙 「避難所」と呼べば異常に気が付くかエアコンのない「体育館」に(柏市)伊藤 智紗☆大の字になって寝ている君がいて結婚て面白いものと知る(富山市)松田 梨子 風鈴にスマホと車休ませて人を恋うとは 俺が寝れねぇ(筑後市)近藤 史紀 数Ⅲのページを繰ればきらめきぬ夏の素数の流星群が(青森市)野村 雅子 本好きの意地を感じる絶やすまいと本屋のあとに本屋ができて(東京都)白河 清 全員が同じ方向見る怖さ向日葵畑にたじろいでいる(佐伯市)川西 敦子 アスファルト敷く人は皆ふくらんだジャケット着つつ少し溶けてゐる(和歌山市)植田 陽子 【評】一首目、古代ギリシャの壁画のような自分の裸体を思う。二首目、日常会話に紛れ込む終わらない戦争。三首目、支援する人、される人の絆だ。六首目、車とスマホを休ませても恋心は休めない。七首目、流星群を素数と見たセンスが光る。佐佐木幸綱選 アイドルを照らししライト片…この記事は有料記事です。残り1520文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする