ストーリー花を愛した妻、水やりの夕方に揺れが 何げない会話「まさか最後に」宮島昌英印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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いつもと同じように、花の水やりに向かった妻。普段と変わらない夏の夕暮れは、震度6強の激しい揺れで一変した。突然の地震で、約50年連れ添った妻を失った夫は今も、その喪失を受け止めきれずにいる。 7月28日夕、熊本県八代市鏡町に住む尾村不二夫さん(79)は、妻のトヨ子さん(79)からパソコンで家計簿をつけるようにレシートを渡された。 「歯医者に行ってきたよ。入力しといてね」。不二夫さんは「わかったよ」と伝え、1階の客間でパソコンを立ち上げた。 時刻は夕方4時半前。毎日、トヨ子さんが庭の花に水をやりにいく時間だ。この日もいつもと同じように、トヨ子さんは玄関から外に出た。 その直後だった。何の前触れもなく、「ガタガタ」と自宅が大きく揺れ始め、どんどん大きくなっていった。 壁沿いにうずくまっていると、柱がバキバキと折れ、上から倒れてきた。近くの家具が支えとなり、下敷きにならずにすんだが、その後も天井や2階の床の部材が落下してきた。 「2階まで落ちてきたからも…この記事は有料記事です。残り1335文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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