ニューヨーク=田村剛印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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産褥(さんじょく)期精神病――。3人の我が子を殺害したとされる母親の刑事裁判をきっかけに、米国でそんな聞き慣れない病気への注目が集まっている。出産後の女性がまれに発症する重い精神疾患で、弁護側はこの病気を理由に母親の無罪を主張している。「医療は母親を救えているか」「社会は育児の負担を放棄していないか」。裁判はそんな議論と共に波紋を呼び、全米の関心を集めている。 殺人罪に問われているのは元看護師のリンジー・クランシー被告(36)。起訴状などによると、被告は2023年1月、マサチューセッツ州ダックスベリーにある自宅の地下室で、5歳の長女と3歳の長男、生後8カ月の次男の首を絞めて殺害したとされる。 被告はその直後に自らの手首と首を切って自宅2階の窓から飛び降り、脊髄(せきずい)を損傷して下半身まひの障害を負った。法廷には車いすで出廷している。 被告は子どもの殺害を認めており、7月に始まった裁判では被告の刑事責任能力の有無が争点になっている。「計画的な殺人だった」と主張する検察側に対し、弁護側は「被告は産褥期精神病を患い、自らの行為の違法性を理解できなかった」と無罪を訴えている。米軍のミサイルが直撃、集合住宅で起きた悲劇 ベネズエラで見た現場「助けが欲しい」 米メディアによると、産褥期…この記事は有料記事です。残り798文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人田村剛ニューヨーク支局長専門・関心分野アメリカの社会や文化、民主主義、人権、移民問題関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする