インタビュー侵攻だけではない、封鎖や通関検疫も 複雑化する中国の対台湾戦略聞き手・牧野愛博印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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中国軍の海洋での活動が活発化しています。複数の中国海軍艦船が太平洋で軍事演習を繰り返しているほか、今年7月には潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を太平洋の公海上に向けて発射しました。香港大学で修士号を取り、2016年から台湾に住むスウェーデンのジャーナリスト、ジョイエ・オルソン氏は「中国は(軍事力と非軍事力を組み合わせた)ハイブリッド戦を強化している」と語ります。「日本たたき、やればやるほど中国の評判低下」 防衛研の飯田将史氏 ――中国空母の太平洋展開が相次いでいます。 中国の空母は将来、最大9隻に達する可能性があります。中国は台湾周辺や南・東シナ海の他の海域でこれらの艦船を積極的に使い、戦力投射の経験を積むでしょう。中国は他の艦船と連携した空母の運用経験が限られているためです。 ――最近は中国海警局の艦船を使った海上封鎖訓練もしているようです。 台湾の視点から見ると、中国軍の演習よりも対処が難しいと思います。中国海警局は(これらの訓練を)通常の法執行活動と位置づけることができます。多くの国は台湾を国家として認めていないため、中国軍の軍事演習と同じような反応や行動を取ることは非常に難しいのです。 海警局の活動は、台湾に対する封鎖や、台湾と交易する外国船舶に対する通関や検疫手続きの訓練にもなります。台湾近海を航行する商船との連絡方法や外国の海運会社の反応も学べます。 中国海警局は世界最大規模の沿岸警備隊で、軍艦と同じくらい大きく重武装の艦船もあります。6月以降、台湾東部海域でも海警局の活動が確認されており、台湾側は警戒を強めています。【連載】読み解く 世界の安保危機 牧野愛博ウクライナにとどまらず、イラン情勢や台湾、北朝鮮、サイバー空間、地球規模の気候変動と世界各地で安全保障が揺れています。現場で何が起き、私たちの生活にどう影響するのか。のべ500人以上の国内外の識者へのインタビューを連載でお届けします。■重要な役割を果たす中国の民…この記事は有料記事です。残り1591文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人牧野愛博専門記者|外交担当専門・関心分野外交、安全保障、朝鮮半島関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする