視点・解説事故続くスポーツの頭部外傷 「まず休ませる」高校野球も広く周知を塩谷耕吾印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

甲子園の記者席で、ハッとする場面があった。 16日の3回戦で佐野日大の指名打者、小和田和輝が頭部付近に死球を受け、しばらくうずくまってしまった。その後、自力でベンチに戻った後、試合に復帰し、打席に立った。 試合後、話を聞いてみた。 「ボールは肩に当たってから、耳の後ろに当たった。直撃ではなかった」。うずくまっていたのは、耳の痛みからだったという。ベンチ裏では、患部を冷やしながら、医師による目の検査や、質問への応答による認知の確認なども行われたという。「脳に異常はない」と判断され、試合に戻った。大きな事故につながらず、ひとまず胸をなで下ろした。 ただ、これまでの取材では、こんな証言をした選手もいる。過去の公式戦で頭部死球を受け、その後数分間の記憶がないにもかかわらず、すぐに試合に復帰したという。脳振盪(しんとう)が強く疑われる症状だった。 地方大会や練習試合では医師がいないこともある。そうすると、選手たちの安全を守るのは、現場の指導者となる。頭部外傷に対する理解は十分だろうか。元王者の弟に残った後遺症 「防げた事故かも」介護した兄が思うこと 近年、スポーツの現場で脳に…この記事は有料記事です。残り776文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人塩谷耕吾スポーツ部|五輪、柔道、ボクシング専門・関心分野五輪、スポーツビジネス、ベッティング、井上尚弥関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする