ストーリー舞台化する渋谷スクランブル交差点 「聖地」夢見る再開発のゆくえ西田理人 平岡春人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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連載「渋谷考 セゾン文化と再開発の間で」(4) サッカーワールドカップ(W杯)の日本対スウェーデン戦が終わった、6月26日午前10時すぎ。東京・渋谷のスクランブル交差点では、青や白のシャツを着たサポーターらが、歩行者信号が青になるたび車道の真ん中に集まり、歓声を上げていた。 そのわきを自撮り棒を掲げた訪日外国人客らが通り過ぎていく。交差点を見下ろす駅ビルの連絡通路にも、観光客らがガラス壁沿いに並び、一様にスマホのカメラを構えていた。これぞ渋谷名物と言わんばかりだ。 渋谷は今、都内を訪れるインバウンドに最も選ばれている街だ。6月末に都が発表したアンケート結果では、銀座や東京駅周辺を上回り、渋谷が4年連続で訪問先1位になった。 1990年代半ば以降、インターネットの登場や郊外の都市化で、渋谷は文化の発信地としての求心力を失ったとされる。だが「グローバル化やSNSの普及が渋谷を復権させた」と、社会学者で法政大教授の南後由和は指摘する。 南後によると、スクランブル…この記事は有料記事です。残り1554文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人西田理人文化部専門・関心分野美術史、民俗学、エコロジー平岡春人文化部専門・関心分野音楽、映画、人権関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする