インタビュー聞き手・滝沢文那印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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渋谷と聞いて、思い浮かぶものは何だろう。駅周辺には次々に新たな高層ビルが建つ一方、今年秋に西武渋谷店やハンズ(旧東急ハンズ)渋谷店が閉店する。「渋谷」の正体とは何なのか。著書「広告都市・東京」(2002年)で、渋谷を論じた社会学者の北田暁大・東大大学院教授に聞いた。渋谷を変えたセゾンの「知」の香り 不便な高低差、おしゃれな坂道にテーマパークとして演出したセゾン ――渋谷の街が大きく変わろうとしています。都市空間としての渋谷の特徴はなんでしょうか。 なんと言ってもまず、渋谷の面白さはすり鉢状の地形にあります。新宿や池袋は平坦(へいたん)で、境界がかなりあいまい。その点、渋谷は、大都会でありながらすり鉢の底から坂の上までの範囲が、比較的はっきりしている狭い街です。地形が、いや応なく都市のまとまりを作り、特異な強さにつながっています。 西武百貨店やパルコなどのセゾングループは、その地形に目をつけて、街をテーマパーク的なものとして演出しようとしたのだと思います。 ――70年代、セゾングループは坂の上にパルコを作り、西武百貨店と結ぶ道は「公園通り」と名付けられます。パルコ渋谷店の73年開業時のキャッチコピーは「すれちがう人が美しい~渋谷公園通り~」。街全体を、広告空間やテーマパークとして作り上げた、というのが「広告都市・東京」で北田さんが展開した論でした。 当時をよく知る人からは、そ…この記事は有料記事です。残り2059文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人滝沢文那文化部|演劇担当専門・関心分野演劇、批評、思想、文学、芸能・放送関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする