インタビューコンビニはネットワーク都市の「端末」 建築家・藤村龍至さんに聞く編集委員・大西若人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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日本のコンビニチェーンの礎を築いたセブン&アイ・ホールディングス名誉顧問で、「コンビニの父」と呼ばれた鈴木敏文さんが今年5月、世を去った。米国発祥で日本に上陸してから半世紀余り。大手3社を中心に現在、全国に約5万6千店を数えるコンビニは、人々の暮らしや文化にどんな影響をもたらしたのか。 建築家で東京芸術大准教授の藤村龍至さんは、小さな店舗と巨大な配送センターを結ぶ「ネットワーク」に注目し、コンビニを「端末」と捉える新たな都市モデルが現れてきていると指摘する。コンビニ発のファッション革命 「社会インフラ」から文化を生む場へ「コンビニ人間」英訳者が悩んだ音の表現 マニュアル言葉どう訳せば ――現代建築としてコンビニに対し、どのような関心を持っていますか。 私が東京芸術大で担当している建築概論の講義などでコンビニについて話しています。コンビニは、人間の行動を研究して、それにかなうように直接的にデザインされている。一番奥に多くの人が買いにくる水の売り場を設けて、入り口のレジに戻るまでの間にパンやお菓子を配して買ってもらうようにする。人間の心理に直接働きかける設計例として取り上げています。 同時に1990年代には、従来の重々しい存在ではなく、透明でフラットなコンビニのように気軽に入れるガラス張りの公共建築を目指すような考え方があったと思います。2001年に開館した、伊東豊雄さん設計の「せんだいメディアテーク」はその一例ではないでしょうか。モダニズム建築の極北 ――建築デザイン論として見た場合、鉄とガラスによる、横長の連続窓を持つモダニズム建築の系譜といえるのでしょうか。 系譜というか、極北でしょう…この記事は有料記事です。残り1618文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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