現場から阪神・佐藤と森下の本塁打王争い 「真夏の夜の夢」では終わらない2026年8月12日 23時26分笠井正基印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする阪神・中野拓夢の右目に見えるもの 記録に残らない2番打者の仕事

[PR]

(12日、プロ野球 阪神5―1巨人) 阪神ファンの夢を乗せて、白球が中堅右へ、続いて右翼席へ消えた。 2点リードの三回だ。 森下翔太が巨人・井上温大の外寄りの変化球を引きつけ、打ち上げる。打球はバックスクリーン右へ飛び込み、リーグトップをゆく28号本塁打となった。 「自分のスイングをしただけ」 余韻が残る中、再び、場内をどよめかせたのは佐藤輝明だ。初球のフォークにコンパクトに合わせて右越えに放り込んだ。 森下は先の球宴で下半身のコンディション不良を訴えていた。前日に2本塁打した際は「打撃がちょっと苦しんだのもあったので、ずっと試行錯誤していた」と明かしていたほどだ。 それでも、打棒は止まらない。阪神の右打者が本塁打のタイトルを獲得すれば、1975年の田淵幸一以来となる。 森下に負けじと刺激を受けている佐藤は「(森下)翔太に続いて打つことができてよかった」。 打率と打点では目下、リーグトップに立つ。さらに七回には通算150号を右中間へ放ち、2年連続の本塁打王にむけ、森下を2差で追う。 打率、打点、本塁打の打撃三冠王に輝けば、チームでは85、86年に達成したランディ・バース以来となる。 猛虎打線を牽引(けんいん)する2人が前日に続いて本塁打を競演し、巨人との首位攻防戦で2連勝した。2人の打撃タイトル争いも、真夏の夜の夢で終わりそうにない。「十分な仕事をしてくれた」 藤川監督(神) 6回1失点と好投した高橋について「(捕手の)伏見と良いバッテリーで、十分な仕事をしてくれました。良かったと思います」。 井上(巨) 「(三回の)佐藤輝明さんにはフォークを投げてボールゾーンでの空振りを狙ったが、自分のコントロールミスで高めに浮いて仕留められた」単独首位を堅持阪神が3カードぶりに勝ち越し、単独首位を堅持した。三回に森下、佐藤の連続本塁打で突き放した。高橋が6回1失点と好投し、12勝目。下村、プロ初勝利へ意気込み 阪神の3年目、下村がプロ初勝利をかけ、13日の巨人戦に先発する。東京ドームのマウンドについては「大学時代(青学大)はすごく投げやすかったイメージがあるので、そんなに嫌な感じはない」と話した。 巨人の先発は、中大出身で同学年の西舘が見込まれる。東都大学リーグ時代から、よく知る関係だ。下村は「僕は学生時代、(彼の)背中を追いかけていた側。良い投手だった印象が強いので、負けないようにしっかり頑張りたい」と謙虚に意気込んだ。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません