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野球はスコアブックに残らないプレーであふれている。「2番打者」はそれを一番知っている。 「自分は別に、目立たなくていいんですよ」 無死一塁。 プロ野球・阪神タイガースの中野拓夢は左打席に立つと、右目の端で一塁走者をとらえる。 「いいスタートなら見える。来たボールがストライクならわざと空振りをして、少しでも送球を遅らせる」 盗塁を警戒するバッテリーは、直球しか選ばない。捕手が二塁へ送球しづらい、内角にも投げてこないだろう。球種もコースも絞れている。絶対的に打者が有利な状況でも、打たない。 「自分をだいぶ抑えていますよ。でも、これが役割」 中野の前、1番を打つのは近本光司だ。盗塁王に輝くこと、6度。2022年以降は、その座を守り続けている。 大きな成功の裏には、往々にして誰かの見えない仕事がある。スポーツPlusの受信登録はこちらスポーツPlusはオリジナル記事を有料会員の方にメールで先行配信するニュースレターです。今回は7月14日配信分をWEB版でお届けします。滅私の系譜 世界記録だった通算1065…この記事は有料記事です。残り1152文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人平田瑛美スポーツ部|プロ野球阪神担当専門・関心分野野球、ファン文化、教育関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする