現場から「らい病患者生き埋め」告白した元軍医 ハンセン病元患者が語る戦争上田学印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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戦争とハンセン病のはざまで:前編 ハンセン病元患者の山内きみ江さん(92)には忘れられない出来事がある。東京都内の講演会で話していると、男性が割って入るように自らの体験を話し始めた。 「俺はらい病(ハンセン病)の患者を目隠しして、掘った穴に生き埋めにした」 男性は元軍医を名乗った。 軍隊に従事し、出征先の海外で終戦を迎え、食べ物にも事欠くなか、敵軍から逃げ回っていたらしい。そんな環境下で、ハンセン病に感染したらしい隊員2人を殺す計画を立てたというのだ。 「逃げているときに、らい病は他の人にうつると、多くの人に迷惑をかける。医者として見過ごすことはできず、感染経路を断つしかなく殺した」 男性はそう強調した。 山内さんは憤り、こう反論した。「先生は医者でしょう。人の命を助ける人でしょう。あなた、うなされますよ。殺された人たちはまだ苦しんでいますよ」 ◇ 国立ハンセン病療養所「多磨全生園」(東京都東村山市)で暮らす山内さんは、現在の静岡県藤枝市の農家に生まれた。小学校にあがった頃、耳の後ろに白っぽい斑紋ができたことに気づいた。太平洋戦争が始まった1941(昭和16)年の頃で、それは初期症状だった。体に異変「戦争に勝つまでは辛抱」 戦況が激しくなるとともに…この記事は有料記事です。残り925文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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