ストーリー増山祐史印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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連載「窓」 1985年の春。東京都大田区立東調布第3小学校の教師だった矢田雅久さん(67)は、新年度から6年1組の担任を受け持つことになった。 5年生からの継続ではなく、いきなり6年生の担任は異例だ。「問題児ぞろい」のクラスに前担任が手を焼き、校長が判断した。 4年前に新人として着任して以来、矢田さんは3~6年生を担当してきた。児童や保護者ともめたこともない。「生意気盛りでてんぐになってた」矢田さんの自信通り、6年1組も出だしは順調だった。 クラスの中心人物だったのが、久江さん。成績優秀で、やんちゃな女子グループの「ボス的存在」だった。「久江、頼むぞ」と矢田さんも頼りにしていた。 ◇ 8月12日。久江さんの3学年下の弟が亡くなった。夏休み、初めての一人旅で大阪の親戚のもとへ遊びに行く途中、事故に巻き込まれた。 事件や事故の遺族を担任した経験は、若い矢田さんにはまだない。どんな言葉をかけるべきか悩み、「ともかく、今まで通りに」と自分に言い聞かせた。 2学期が始まった。事故の話はせず、他の児童と何一つ変わらず接した。久江さんも、今まで通りに振る舞おうとしているようにみえた。解放感すら それでも 次第に、久江さんはグループ…この記事は有料記事です。残り828文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人増山祐史東京社会部|国土交通省担当専門・関心分野運輸行政、事件事故、独占禁止法、スポーツ関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする