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廃校になった小学校を水族館としてよみがえらせた高知県室戸市の「むろと廃校水族館」。館長の若月元樹さん(51)が朝日新聞高知版で週1回続けている連載「海はエラい 廃校水族館通信」が、6月17日付で300回の節目を迎えた。 2020年4月の第1回から6年余り。海の環境や生態系の現状と課題、住民の関わりなどを研究者の視点とユーモアを交えてつづってきた。連載「海はエラい 廃校水族館通信」はこちらから 旧椎名小学校を改修した水族館は18年4月にオープンした。若月さんが所属するNPO法人「日本ウミガメ協議会」が、市の指定管理者として運営している。 連載は開館の約2年後に始まった。タイトルは若月さんが発案し、20年4月8日付の第1回にこう記している。 〈ある日、お年寄りが浜辺に漂着したゴミを「見てごらん」と指さし、「人が『いらん』ちゅーて捨てたゴミを、海がワシも『いらん』ちゅーて返しにきちゅーが」と言い、「海はえらい」と締めくくった〉 〈海にはエラ呼吸をする生物が多く暮らす。時にはエラい目にも遭う。そして、豊かな恵みをもたらす感謝を込め「偉い」という意味も交ぜた〉 連載を振り返ると、廃校水族館の姿と展示の工夫などが浮かぶ。 かつて児童が泳いだ25メートルプールは、ウミガメが悠々と泳ぐ屋外大水槽に。ここでカスザメやシロザメが出産し(20年4月29日付の第4回)、地元の漁師が持ってきてくれたイトマキエイも展示した(25年6月18日付の第251回)。 22年5月18日付の第100回は、ウミガメが産卵できる砂浜が日本中で消滅していることを指摘。子どもの頃に砂浜で野球やままごとをしていたお年寄りの話から、室戸でもかつては砂浜に奥行きがあったことを伝えた。 24年6月12日付の第20…この記事は有料記事です。残り1369文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人清野貴幸高知総局専門・関心分野自然生態系、環境問題関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする