晴海フラッグで人口増、老朽化…東京・湾岸で校舎の増改築ラッシュ岩本美帆 藤井怜印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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東京の湾岸エリアで小中学校の増改築が続いている。老朽化や児童・生徒数急増など理由はさまざまだが、給食の提供ができなくなるなど子どもや保護者が対応を迫られるケースも出ている。この記事のポイント①湾岸エリアで小中学校の増改築ラッシュ②給食室の改修で半年間「給食なし」③離れた仮設校舎へバス登校も④晴海フラッグに想定以上の「子連れ入居」⑤教室足りず、校庭に仮設校舎を設置⑥相次ぐ計画見直しに不安の声もまなviva!(学び場)幼い子どもから、人生のベテランまで。日々の暮らしの中に、学びは満ちています。「学ぶ」をとりまく最新事情を伝えます。大規模改修で「6月から給食なし」 「スーパーで買ったお総菜を持たせてもいいですか?」「お弁当代は保護者負担なのでしょうか」 豊洲小学校(東京都江東区豊洲4丁目)で2月に開かれた入学説明会では、保護者から昼食に関する質問が相次いだ。豊洲小は7月から給食室を含む大規模改修に入るため、6月末~12月末は給食が提供できないという。 説明会に出席した新入生の母親は「6月から給食がないことをその場で初めて知った保護者が多かったようだ」と話す。 学校側の説明によると、昼食は保護者が用意するか、学校側が用意する仕出し弁当を前日正午までにネット注文する。給食がない期間に相当する約90日分の仕出し弁当代を全児童に還付する予定だといい、約5万1300円になる見通し。仕出し弁当代を区が全額負担 当初は給食費相当額を保護者に支給し、それより高い仕出し弁当代(1食570円)との差額分を家庭負担としていた。だが、保護者から疑問の声が上がったこともあり、全額を区が負担することになった。 区学校施設課は「これまでも保護者の費用と手間の負担軽減を図ってきた」としたうえで「改修が長期化することに伴い、提供できない給食の回数が約1.5倍になった。保護者負担が大きくなることなどから、仕出し弁当相当額を支給することとした」と説明する。 豊洲小に6年の息子が通っている黒部良映(よしえ)さん(46)は、「工事期間を夏休みに重ねるなど、学校側は最大限配慮してくれていると思う。お弁当作りも少し楽しみにしている」としつつ、「2月に突然告知されて驚いた。もう少し早く伝えてくれたら、学校選択で入学先を変えられた保護者もいたかもしれない」と話す。 保護者からは「親が弁当を用意できる子ばかりではなく、格差が目に見えて出てしまうのでは」といった懸念も上がっている。豊洲小は「家庭によってお弁当のかたちはさまざまであることを児童に伝え、多様性を尊重するよう指導する」としている。 江東区で改修が予定されているのは豊洲小だけではない。1960~70年代に建てられた校舎が多く、老朽化対策のための増改築が相次いでいる。2026年度は枝川小と越中島小、第六砂町小でも大規模改修と改築が予定されている。25年度も小名木川小、深川小、深川第六中、東雲小、第二南砂中の5校で工事があった。中学校も順次工事を行っており、第三亀戸中では近く給食室を改修する計画だ。仮校舎までスクールバス登校 学校によっては工事中、既存…この記事は有料記事です。残り1553文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする