現場から第12回海水浴「冬」の時代、歴史あるビーチも閉鎖 海と生きる人の思いは羽賀和紀印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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明治時代から120年以上続く由緒ある海水浴場が、今年の夏、姿を消す。東京から車で1時間半の距離にある茨城県鹿嶋市の下津(おりつ)海水浴場。レジャーの多様化や熱中症への警戒感で、ビーチから人が遠のきつつある。多くの家族連れや若者らでにぎわった光景は、もう戻らないのか。 「私にとって下津は過去も今も未来もホームビーチに変わりはない」。早稲田大3年の古沢すみれさん(21)は、年間100日ちかくを下宿先の都内から離れて下津で過ごす。 栃木県内の高校を卒業後、早稲田大に進学。「新しいことを始めてみたい」と、ライフセーバーのサークルに入った。活動するビーチを探していたとき、たどりついたのが下津だった。 海水浴場なのに波が高い日もあり、来るたびに海の「顔」が変わるのが新鮮だった。他のビーチとは違い、ライフセービングの活動が大学生だけに任されるなど自主性の高さも魅力に感じた。 古沢さんが所属するNPO法人鹿嶋ライフガードチームは、30年以上前から市内にある下津と平井の海水浴場を守ってきた。今年は複数の大学に通う30人ほどの学生が所属する。「原点の場所」 活動は夏だけではない。四季を通じて鹿嶋に通い、海の特徴を体に覚え込ませた。「下津は波が荒く身長よりも高いこともある。その波にはねかえされない体力を付けた」 練習だけでなく地域に溶けこ…この記事は有料記事です。残り1017文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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