2026年8月5日 7時00分河原田慎一印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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春日部共栄高校吹奏楽部のD組メンバーは、7月28日にさいたま市であった埼玉県吹奏楽コンクール地区大会に出場した。 出演順は朝1番。ひんやりとした空気が漂う舞台に、「ラ・メール」(三澤慶作曲)が描く海の情景が、色彩感豊かな音響となって広がった。 曲の主題のメロディーをたっぷりと響かせた宮原美(み)な海(み)さん(3年)は、コンクールでソロを吹くのは初めて。演奏後、「『間違えず安全に』よりも、ちょっと踏み込んで吹いた。決めなきゃいけないところを、いつも通りにできたかな」と振り返った。考え方の「すれ違い」はミーティングで 宮原さんは部内オーディションで、11月の全日本吹奏楽コンクールに通じる編成部門に参加するA組メンバーには選ばれなかったが、地区大会のみに出場するD組のトップ奏者を任された。そのD組は、コンクールの本番直前までなかなか気持ちが一つにまとまらなかったという。「演奏をシェイプアップしていくのに、考え方のすれ違いがあった」という。 メンバーは大会の前日まで、ミーティングを繰り返した。D組の「部長」役を務める小山愛果さんたち6人の3年生は、コンクールに向けた思いを、後輩たちに語った。「そこからみんなの意思が固まっていき、音楽がまとまった。心がつながった感じがした」 本番を終え、部員たちは充実した表情で、記念撮影に臨んだ。指揮をした顧問教諭の織戸祥子さん(37)は「思いのこもった演奏をしてくれました」と、目を赤くして部員たちをたたえた。D組も終わらない夏 演奏を終えてホールのロビーに出ると、A組で宮原さんと同じオーボエの成田愛生希(めぶき)さん(3年)たちが待っていた。「ソロもよかったよ」。宮原さんと小山さんは、涙を流して喜び合った。結果は金賞だった。 一方、A組は8月11日に県大会がある。突破すれば、9月の西関東吹奏楽コンクールとなるが、その前に、一部のA組メンバーは部内オーディションで変わる可能性がある。 小山さんは、次のオーディションにも全力で臨むつもりだ。「3年間、何回もオーディションに落ちて、つらいことしかなかったが、(D組の)リーダーとしての数カ月で、見えていなかったことが見えるようになり、自分も成長できた」。そう語った上で、続けた。「でも、本当に悔しくて……A組に出たいです。自分の音に向き合い続けます!」有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人河原田慎一ネットワーク報道本部|吹奏楽などの音楽系主催事業専門・関心分野公共交通、イタリア文化、音楽関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






