ストーリー第3回コンクール前の野球応援も全力で 全国大会経験者が語る夢の舞台2026年7月24日 12時00分河原田慎一印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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7月17日。いつもは校内のホールで練習している春日部共栄高校吹奏楽部の部員たちが、この日は校門脇の自転車置き場などがある屋外のスペースに集まった。 翌日は、高校野球埼玉大会の応援だ。県コンクールの舞台を28日に控えたD組メンバーに代わり、全国大会を目指すA組メンバーが、各選手の応援曲やチャンステーマを繰り返し練習した。 野球応援を引っ張るクラリネットの桜井陽愛(ひより)さん(3年)が「木管は2小節目の8分音符をしっかり目に入って」と曲の細かいところまで注意し、ふだんの練習と同じように部員同士が何度も「打ち合わせ」をした。 コンクールを控えた大事な時期だが、桜井さんは「野球部も吹奏楽部も、お互い全国大会を目指してやっている。応援に行きたくないな、という気持ちは全くないし、手抜きはできないです」ときっぱり言い切った。だが、野球部は4回戦で敗れ、7年ぶりの甲子園出場はならなかった。全国大会の舞台は「緊張よりも……」 吹奏楽部は全日本吹奏楽コンクールの常連校だが、昨年は進めず、涙をのんだ。だが、中学の時に全国大会を経験した部員がいる。さいたま市立土屋中出身の桜井さんもその1人だ。 夢の舞台をこう振り返る。「全国(大会)の舞台は、緊張よりも、納得のいくステージにしようというのが一番に来る。演奏はきっちりやるけど、次の大会がない分、『楽しさ』と『解放感』があった」 木管楽器のリーダーでクラリネットの佐々木陽香さん(3年)も、千葉県柏市立酒井根中学校の3年間で、全国大会を経験した。中学のころとの違いを尋ねると、「中学では先生が合奏を仕切っていたけど、高校では、合奏の中での話し合いの時間が増えた」と言う。 自由曲「ラ・メール」の研究も、部員たちで進めている。クラリネットパートは、「ラ・メール」が影響を受けたフランスの作曲家ドビュッシーの作品について研究。各パートで調べた内容を、冊子にまとめていく。 コンクールでの初めての本番となる、埼玉県コンクール地区大会でのシード演奏は8月5日。佐々木さんは「音のまとまりや音程は取れるようになったが、曲の明確なイメージをもって、音楽に入り込むような演奏に持っていけるかが課題」と話した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人河原田慎一ネットワーク報道本部|吹奏楽などの音楽系主催事業専門・関心分野公共交通、イタリア文化、音楽関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする